よくある質問
熱分析に関して
- 熱分析で何が見れますか
- 初晶、共晶の各温度と凝固する時間の関係により
二次D.A.S、Si%、共晶Si微細化状態、合金純度、結晶粒状態が判定できます。
※相関については[熱分析と各種相関]をご覧ください。
ALT-Iの使用法について
- ALT-Iの本体の起動について
- ALT-I本体が安定した数値を出すために、使用45分前に電源を入れるように心がけてください。
- サンプリング方法は難しいですか
- アルミ溶湯を注湯とりべ(弊社製セラミックファイバースプーン)に汲取り、所定のアルカップに注等するのみです。サンプリング時は溶湯の温度を測りますので、注湯温度は初晶温度から50℃以上で行ってください。
- サンプリングの量について
- シェルカップに8〜10割注湯する事で測定できます。
- 補償導線について
- 補償導線の接触不良、及びキャップタイヤに生じた亀裂から生じる絶縁不良に注意してください。
補償導線は水に濡れたりすると、線間でリークして測定不良になることがあります。特に注意してください。
技術サポートについて
- デモ器について
- 2週間で本体(初期設定)とカップスタンドをセットでレンタルします。
消耗品は有償となります。
消耗品に関して
- 熱伝対の材質について
- Kタイプの熱伝対を使用しており、アルメルとクロメルを使用しています。
- 消耗品の保管方法について
- 湿気と粉塵を避けてください
粉塵対策はダンボールの蓋をする程度、湿気は高湿度をさけ、雨がかからない場所に保存してください。
- 素線の管理について
- ロットで管理しています。熱伝対(アルメル・クロメル線)の起電力測定を社内にて行います。
システムについて
- カスタマイズの範囲
- 必要に応じて行います(有償)。
判定する検出点の補正、外部出力(表示器・パトランプなど)、社内LAN接続。
例)パトランプの表示色により、作業者に溶湯のOK、NGを判断させる。
青・・・そのまま出湯OK
黄・・・改善が必要なNG(微細化剤やバブリングなど)
赤・・・停止レベルのNG(溶湯をストップし、見直す)