溶解されたアルミニウム合金の材質確認を行う手段
溶解段階で、溶湯性状を知り、適正な処理を行うことによって、後加工に不良が流出するのを極力抑えることができます。
鋳物用アルミニウム合金のコスト低減により、一次合金地金に二次合金地金や戻り材を加えたり、全てを二次合金地金を使用することが多くなってきた。また、リターン材として戻ってくるものを材料とした場合など、これらを溶解したアルミニウム合金の材質確認を行うことができる。
砂型・金型の冷却曲線
測定例: AC2B(亜共晶合金)
ダイカストの冷却曲線
測定例:ADC12
ダイカストはその性質上、溶湯不良が分かったとしても、処理のため中断することが難しいので、溶湯段階での不良対策はできないと思われがちです。
しかし微細化剤の添加等の処理を行うことができる事例もあり、溶湯の改善ができます。
判定結果表示画面
判定結果がよい場合はOK 表示、
悪い場合はNG の表示と対処法を提示します。
対処法は当社独自の研究から導き出された方法の一例です。
メンテナンスにより各社用に設定します。
ALT-Tで溶湯管理が従来よりも迅速な溶湯処理が可能となります。
以前まで後工程まで流れいた不良が削減され、品質向上につながります。